<< 2018年7月1日(日)開催あなたの聴かない世界「新魔女運動とオルタナティヴ・スピリチュアリティ」年表更新しました | main | 2018年7/1あなたの聴かない世界vol.15『新魔女運動とオルタナティヴ・スピリチュアリティ 』資料作成中 >>

あなたの聴かない世界vol.15資料作成中

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    現代魔女運動の系譜と基礎知識

     

    ●マーガレット・マレー(1863-1963

    現代魔女運動の雛形を作った人物。元ロンドン大学助教授、エジプト考古学が専門だが、民俗学にのめりこみ1921年”西洋における魔女崇拝”を出版。魔女の起源を前キリスト教的なディアナ信仰であると宣言。その後1931年には”魔女の神”1954年”イングランドの神聖王”を出版。魔女三部作と呼ばれたマレーの著作はマレー自身による想像、客観性の乏しいファンタジー要素が大きく、アカデミズム的には価値のないものだった。しかしマレーが描いた魔女の儀式やカヴンの様子の描写はそのまま後世の魔女運動に受け継がれることとなった。

    マーガレット・マレー

     

    ●ジェラルド・ガードナー(1884-1964)

    新魔女運動の父。リヴァプールで生まれ、幼少より欧州を転々とし、青年期には南アジアや東南アジアでプランテーション経営や税関職員として財を成す傍ら、現地の土着宗教や呪術の研究に没頭。退職後英国に戻ったガードナーはニューフォレストで女性参加可のフリーメーソン組織コ・メーソン系グループであるクロトナ同砲団(初代リーダーはアニー・ベサント)に加入。ガードナーはクロトナ同胞団の内部秘密組織でイニシエーションを受け魔術師となったという。1946年にはアレイスター・クロウリーと出会いOTOに入信。クロウリーの協力を得てウイッチクラフト(魔女術)の基礎を構築。1951年英国で魔女法が廃止された後の1954年、ウィッチクラフトの理論書今日の魔女”を出版。これが魔女ブームに火を付けることとなる。

    ジェラルド・ガードナー

     

    ●ウイッチクラフト(魔女術)からクラフト(術)へ、ウィッチからウイッカへ

    ”今日の魔女”はジェラルド・ガードナーが原作ではあったが、その基礎となったのは前述のマーガレット・マレーによる魔女三部作であり、また執筆協力を担当したガードナー派の大魔女ドリーン・ヴァリアンテにより、原作にあった(クロウリー的な)男性原理主義要素が薄められ、女性的な世界感を展界させたことがヒットの要因となった。それまでのウイッチクラフト(魔女術)が持っていた中世的邪悪イメージを解体し、フリーメイソン感覚での「クラフト(術)」への改名。また魔女のウィッチを「ウィッカ」と言い換えることで魔女のパブリックイメージをポップ化することに成功した。

    ドリーン・ヴァリアンテ

     

    1960’sウィッカ論争

    ジェラルド・ガードナーが伝統派を名乗り、ガードナー派として世間から認知さえるようになると、その反動として「ガードナーよりも自分たちの方が由緒正しい魔女だ」「自分たちの方が魔女として歴史がある」という古典派が複数名乗りをあげるようになる。彼らはこう主張する「(ガードナーの)ウィッカは従来のウィッチクラフト(魔女術)とは無縁である」と。とはいえ何が「正しい魔女」なのか?あくまで形而上学的な領域の話なので答えはでないのだが、ウィッチとウィッカで異なる部分は大雑把だがふたつ存在する。

    1. ウイッカではスカイクラッド(全裸)で儀式を行う。ウイッチでは全裸はありえない。
    2. ウイッチにとってイニシエーションはウイッチになるための一度きりなのに対し、ウィッカは3回イニシエーションが存在。これはウィッカ内での階級制度が関係している。

    次回は新魔女運動とネオペイガン運動の相関関係をまとめてみる予定

     

    あなたの聴かない世界vol.15

    『新魔女運動とオルタナティヴ・スピリチュアリティ

    201871日(日)

     大久保アート・スペース・バー・ブエナ

    http://buena.tokyo/

     18:30開場

    19:00開演

     料金:1500円(+1ドリンク)

     出演:持田保、永田希

    ゲスト: 河西瑛里子(人間・環境学博士)

     

    1960年代サマー・オブ・ラヴの季節を経てアクエリアス時代到来と共鳴するかのごとく誕生した現代魔女運動。ネオペイガニズムの系譜を踏まえながらもフェミニズムなど社会運動と積極的にコミット。欧米のみならず日本でもオルタナティヴ・カルチャーの一角を担う重要な現代魔女ムーブメントを「グラストンベリーの女神たち」(法蔵館)著者で知られる河西瑛里子さんをゲストに迎えトークいたします。サイケデリック〜ニューエイジに興味ある方は是非ご参加ください。


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      • 2018.11.15 Thursday
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