TIMOTHY LEARY & ASH RA TEMPEL / Seven Up (Die Kosmische Kuriere) 1973
ロバート・ケネディやキング牧師といった反戦運動の象徴が次々と暗殺された1968年、LSD伝道師ティモシー・リアリーもマリファナ所持で投獄される。しかし様々な工作を用いて脱獄したリアリーはアルジェリアのブラック・パンサー党と合流。ところが「パンサー党以外の左翼思想は全て修正主義!」思想のエルドリッジ・クリーパーより銃口を突きつけられ軟禁状態に!そこからも脱出したリアリーはスイスに亡命。そんな命からがらの状態のスイス滞在時、リアリーはクラウト・ロックの雄アシュラ・テンペルとこの作品をレコーディング・・・・・ってノンキすぎだろ!仕掛け人は後のコズミック・セッションや”Ohr””Pilz”で知られるラルフ・ウルリッヒ・カイザー。最初の挨拶でリアリーがアシュラの面々にLSD入り7UPを飲ませた逸話は有名。ブルース・ロックと意識拡張が終わりも始まりもない感覚で流れていく。リアリーは監修と作詞、ボーカルで参加。この録音の翌年リアリーはアフガニスタンでCIAに誘拐されカルフォルニア州刑務所に収監。隣の房ではチャールズ・マンソンが待機していたという。